最新のレポート
IT勉強会会員のレポートより 8月号
IT勉強会にご参加中の方々から日々寄せられる膨大なレポートから抜粋して、分野別に毎月少しずつ紹介していきます。長らく更新できずにおりましたが、今後は、頑張ってなるべく毎月お伝えします。
モンテッソーリ概論
人格形成の完成の為の種まき教え込む教育ではないという事を覚えておいて下さいという先生の言葉にどきりとしました。モンテッソーリ教育を知るまでに数々の教育法をいろいろ知りうっかり教え込む教育を子供の心に沿う前に、そして将来の花が美しく開く様にといったGOALを明確にビジョンとする前に行動してしまっていた自分に気がつきとても反省と共にお教え下さったことに深く感謝致しました。
種をまきそして芽吹きを待ち、花開くその時をじっと待つ事を自分の中できちんと理解してこれからの子育てに生かして行こうと思いました。(34期生 4歳3カ月女児の母)
日常生活の練習
随意筋を使うことに喜びを感じる!…そうなのですね。それで毎日毎日こんなにも長女は手を使っているのだなと分かりました。今はあやとり、折り紙、色を塗る、字を書くなどなど、ずっとずっと見ていて面白いほど、手を使っています。あやとりも折り紙も「自分で考えた」ものを作っては見せてくれます。
手を使いたいし、絵本も読みたいしで、テレビなど見る暇もありません。運動の敏感期なのですね。(22期生 4歳女児 1歳8カ月女児の母)
感覚教育
以前から、ピンクタワーってどんな物なんだろうか、と想像を膨らませていましたが、今回実際にこの目で見られてうれしかったです。感覚教具は、一セットしか置かないというのは知らなかったので、順番や待つということを学ぶため、ということでなるほど、と思いました。それは家庭でも必要なことですよね。(25期生 5歳10カ月女児 3歳7カ月男児 11か月女児の母)
言語教育
言語教育の「魔法のてんてん遊び」は長男が丁度そのようなことを口にしていてこういうのがこの年齢には面白いのだなあと思っていた事柄でした。着目点が本当に子どもの興味と一致していてモンテッソーリ教育の子どもの行動観察に年季が入っているなあと感じます。また濁点半濁点の紹介で「うさぎ」を確認した後に清音の「き」と比較することで間違いを認識できる、誤りの確認作業だと思いました。この作業で後に子どもが一人で正解への過程で間違いを間違いとして扱うことができるような気がします。(19期生 5歳1カ月男児 3歳1カ月男児の母)
算数教育
数字カードは、視覚に訴えるという部分で、今月も大変な衝撃を受けました。学校でやる算数と違う!と思うのは、桁数や数字が大きくなればなるほど、ビーズがカシャカシャ増えていき、ワクワクしてエキサイティングするところです。学校での算数は、桁数が増えていけば憂鬱になったものです。数字カードの一見簡単に見える構成が、これまで算数の概念を変えるものか、と思いました。(16期生 4歳5カ月女児 5か月男児の母)
文化教育
文化教育においても「具体」→「抽象」という図式が変わっていない、という部分だけをとっても、やはり幼児期にモンテッソーリ教育に触れている子どもの心を躍らせる方法なんだろうなと思いました。言語教育で獲得した「想像力」と算数教育で獲得した「抽象化する力」この2つの力を知らず知らずのうちにこの力をガッチリと付けてもらえている子ども達は本当に幸せだなと思います。どうしても「知識が豊富な子ども」が「優秀」と勘違いされがちですが、そうではないということを再確認しました。
全体から部分へ。この考えはモンテッソーリ教育の中でも私が最も素敵だとおもうところの1つです。まず「全体」について知ることができるなんて本当に素晴らしいですよね。文化教育=種まきということになっていますが、長女は定着への欲求が旺盛なのか時間がいくらあっても足りないくらい「これはどういうこと?」「あれはどういう意味??」と1日中疑問を持ってウロウロしています。私はその欲求に答えるべく日々インターネットで調べ物をしています。
星への興味も続いていて、先日ベランダから「オリオン座」を確認してとっても嬉しそうにしていました。(今朝は朝焼けをみて「キレイな夕焼け~♪」と大喜びしていましたが・・・汗)。そのうち天体望遠鏡を買ってくれ~って言い出すんじゃないかと冷や冷やです。
いづれにしても4分野をフルに使って成り立っている文化教育が子ども達にとって楽しいことであることは間違いないと確信しました。(22期生 5歳6カ月女児 2歳11カ月男児の母)
その他
この勉強会を始めて、“育児は育自”を痛感しています。子どもの教育のためと言うよりは、まず自分自身を教育している感じがします。(21期生 4歳7カ月女児 2歳1カ月男児の母)