ビーズのせ(日常生活の練習)
ビーズのせ(日常生活の練習)
準備するもの
・石鹸用吸盤:本来、石鹸を置くためのもので裏表が吸盤になっているもの。
(写真にあるハートや足型のものはもう手に入らないが、ダイヤ型や小判型は、バス用品売り場にある。
・ビーズ:6ミリ程度の球体のもの。プラスチックかガラス製
(穴があいていてもかまわない。色も特に指定はないが、吸盤の色とは対照的なほうがよい。)
・ピンセット:子どもの手に合った、やや小ぶりのもの。
(バネの固さに注意。固すぎると難しいが、柔らかすぎると戻りが悪い)
・上記が全部のる程度のお盆
吸盤はお盆にしっかりと押し付けて、密着させておく。同じお盆に小皿に入れたビーズとピンセットものせておく。ビーズの数は吸盤の数と、同じになるように、しっかり数えておく。多すぎたり少なすぎてはいけない。
適応年齢
3歳から6歳くらい(比較的指先がよく動くようになり、根気が出てきた頃)
提示
①お盆から小皿(ビーズがこぼれないように注意しながら)とピンセットをおろす。吸盤は、そのままにしておく。お盆の形状によっては、小皿をおろさずに、盆上でやっても構わない。
②右手でピンセットを取り上げ、左手で一度支え、右手の親指、人差し指、中指の3本指でしっかり持ち直す。
③空中で、2~3回ピンセットをはさんだり開いたりして、動くことを見せる。
④ピンセットでビーズをひとつはさみ、吸盤の上にのせる。
⑤同様にして、ひとつの吸盤にひとつずつビーズをのせていく。
⑥全部のせ終わったら、ビーズが全部なくなったことを、小皿を触って確認する。
⑦吸盤の上からひとつビーズをはさみ、小皿の上に戻す。同様にすべてのビーズを小皿の上に戻す。
⑧小皿とピンセットをお盆の上に戻す。
留意点
・最初から吸盤の数だけのせるのがむずかしい場合には、まわりの数だけビーズをのせるようにしてもかまいません。その場合には、マジックで吸盤に小さな丸の印をつけ、その数だけビーズを小皿にのせ、「黒い印のところにのせようね。」と言っておきます。慣れて早くできるようになったら、裏返して印のないほうを表にし、全部の吸盤にのせるようにします。
・戻すとき、ピンセットではむずかしい場合には、手で戻してもかまいませんが、ひとつずつ戻すようにします。
・途中で落としたときは、お盆の上なら、ピンセットで、お盆の外や床に落ちたときは、手で拾って、小皿に戻すようにします。