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文字なぞり(言語教育)

文字なぞり(言語教育)

準備するもの

クリアファイル(透明A4の大きさ)

クリアファイルは柄や文字などが入っていないものを選ぶ。閉じられている短い1辺をはがすか、細く切り落とし、開け閉めできる状態にする。それを半分に切っておく。(半分に切るとカードとほぼ同じ大きさになる。市販サイズではB6)※以前クリアファイルのサイズを誤ってB4と表示していました。申し訳ございません。

白い台紙

クリアファイルを半分に切ったものとと同じ大きさで、少し厚手の台紙を用意する。便箋の後ろや画用紙セットの後ろについているものを利用してもかまわないが、色は真っ白の方がよい。

ビニールテープか布テープ

色は何色でもかまわない。幅は4~5cmの広いものの方が留めやすい。
白い台紙を置き、その上に半分に切ったクリアファイルを手前が開くようにのせる。この状態でずれないように注意しながら、上部の1辺をテープで留める。下部の1辺は、クリアファイルの1枚目のみ開くようにして、下の1枚と台紙を同様にテープでしっかり留めてできあがり。もう半分も同様に作れば、いっぺんに2組できる。

文字カード

公文などから出ているひらがなやカタカナが大きなしっかりした文字で書かれているカード。字のきれいな大人が、きちんとした書体で、白い厚紙に書いてもよい。大きさは上記でできたものと同じA4の半分。

ホワイトボードマーカー

見本の文字が黒なので、黒以外の青、赤、緑など

スポンジ(台所用のものでよい)

大きさは子どもの手に合ったもので5cm角程度。厚さは1センチ程度が使いやすい。

上記が全部のる程度のお盆

適応年齢

 4歳前後(書くことの爆発期にいる子ども。文字を書き始めた子ども)

提示

①文字カードを1枚とり、クリアファイルの1枚目を持ち上げて、はさむ。
②人指し指1本で、書き順どおり、文字をゆっくりなぞる。
③左手でホワイトボードマーカーを持ち、右手でふたを手首を大きくひねって回して開ける。ふたは机の上の右の方においておく。
④左手でホワイトボードマーカーの先が左にくるように倒し、右手の親指、人差し指、中指の3本を子どもに示してから、鉛筆を持つように正しく右手で握る。
⑤左手でしっかりクリアファイルを押さえ、書き順に注意しながら、ゆっくりと文字の上をなぞる。
⑥書けたら、左手にホワイトボードマーカーを持ち替え、ふたを右手の3本指でで持ち上げてかぶせ、②と同様、手首を大きくひねって、回して閉めて、右側に置く。
⑦クリアファイルの1枚目を持ち上げて、文字カードをはずし、右側にぴったり並べておく。
⑧文字がお手本と同じように書けていることを子どもに示す。
⑨スポンジを右手で取り上げ、ゆっくりと文字をなぞって消す。消えたことを子どもに示し、「やってみる?」と尋ねる。

留意点

・文字カードは能力に応じて用意します。最初は1文字のやさしいものから始めます。慣れたら、2文字、3文字と増やしていきましょう。好きなだけ書けるように、たくさん用意しておきますが、最初に盆に載せておくのは、5枚程度にします。また、書くのに使う1枚だけ、机に置き、他のカードはサイドテーブルか、机の下や脇などに置き、環境からの孤立化をはかります。
・書き順は、覚えるまでは、あらかじめカードの方に→で番号を振っておくか、大人が示してやる必要があります。数字が読めない場合は、書き始めの部分を色分けしておきます。
・書いてすぐ消すのでなく、必ずカードをはずして書いた文字を見て下さい。一人で、こんなにきれいに文字がかけた!という喜びを味わうと、どんどんと書けるようになります。

モンテッソーリの言語教育

モンテッソーリ教育の言語教育では、実際に筆記具を持って文字を書く前に、日常生活の練習を通して、十分に手の準備をします。また、運筆練習や字形の練習、文字を並べるなどの段階を踏みます。書くことについても、「小さい黒板」や「みぞ彫り文字板」「なぞり文字板」などの教具が用意されています。ご家庭では、いつの間にか、書き始めてしまったけれど、字形がめちゃくちゃということがよくおこります。そうしたお子さんにおすすめのお仕事です。身近にあるものですぐに作れ、市販の文字カードを使えば準備も簡単です。すぐ消せて、何度でも書けるというところが魅力です。また、上手になぞれるようになったら、この上にトレーシングペーパーを重ね、大き目のクリップではさんで固定し、サインペンでなぞりますと、筆跡が残せます。書いたものは束ねてリボンなどで留めてあげると素敵な作品になります。



なぞり文字カタカナ 写真をクリックすると大きくなります。



なぞり文字 写真をクリックすると大きくなります。

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