レポート03年2月
「てんしのおうち」お母様方のレポート 2003年2月号
「てんしのおうち」に通っていらしたお母様方の貴重なレポートを過去10年間の中から抜粋しています。(一部は相良敦子先生の「お母さんの発見」にも掲載されています。
「自分でしたい」敏感期(自律と自立)
・(ご飯をよそう提示を受けてから)毎食箸置きと箸の用意を進んでしてくれています。ご飯もまだうまくはよそえませんが、これも習慣になってくれればいいと思います。モンテッソーリのお仕事は、日常生活と深く結びついているので、子どもも楽しくやれて、身についていくところがとてもいいと思います。(2歳11ヵ月)
日常生活の練習
・ぞうきんしぼりの提示を受けてから、本当におもしろいようにバケツからタオルを出してしぼり、またぬらしてしぼりと何回もやり、水がなくなるとまた「水入れてよ」と言いにきて、繰り返してやっていました。(3歳)【集中現象がよく見られるお仕事です】
感覚教育
・(つるつる、ざらざらの触覚板をやってから)ぬいぐるみやパンはふわふわ、ほかにもざらざら、べとべとなど毎日何かしらさがしては言っています。同じパンでもかじったところはざらざらなど、いろいろ感じとっているんだなと思いました。(2歳7ヵ月)
言語教育
・濁音の提示を受けてから、耳に入ってくる言葉を聞いて「○に点々がつくと何?」と興味を持ち、たずねてくることが多くなった。(4歳2ヶ月)
算数教育
・(錘形棒と0遊びの提示を受けてから)「0は何もないことだから入れちゃいけないんだよね」といいながらやり、何かを使い終わって何もなくなってしまうと「0だね」と言ったりします。(3歳6ヶ月)
文化教育
・夏休みには地図(首都にシールを貼る)作りに熱心に取り組んでいました。国旗の色や類似性、国名の響きのおもしろさなど、いろいろなことに発展させて楽しんでいたようです。(5歳3ヶ月)
IT勉強会参加中の方より(モニターをつとめてくださった「たけのこぐるーぷ」の皆様より)
夕食の支度をしていると「ぼくもやりたい」といって同じ作業をやりたがります。そのときはすぐそばの子どもの専用台(まな板と包丁が置いてあるちょうどよい高さの台)で「じゃあ、やってみようか」といって提示をし、やらせています。最近は「にんじんをすりおろす」「たまねぎを切る」「お米を研ぐ」をやりました。今まではやらせてもつい口や手が出てしまい、本人はあまり楽しくなかったと思います。最近はこのIT勉強会のおかげで親子共々楽しく作業ができています。ありがとうございます。